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フライフィッシング用タックル

最低限必要な竿と仕掛け

タックルとは、釣竿から仕掛けまでの一式のことを指します。 このレッスンでは、フライフィッシングのタックルについて見ていきましょう。 最低限必要な道具はこの6点です。

・フライロッド
・フライリール
・フライライン
・バッキングライン
・リーダー・ティペット
・フライ

それぞれの道具ごとに、サイズを表すためのフライフィッシング独特の表記があります。 「号」や「ポンド」等と紛らわしい場合もありますが慣れてしまえば簡単です。

各道具について順番に見ていきましょう

1.フライロッド
フライフィッシング専用にデザインされた釣竿で、フライロッドといいます。


番手
フライロッドには必ず番手と呼ばれる適合するフライラインの重さが指定されています。 例えば、4番のロッドなら4番のフライラインを使います。 この番手はアメリカの団体で決められた重さの標準規格で、 どのブランドのロッドでも8番ならば同じ8番のラインを使います。

では、どの番手を選べばよいのでしょうか。 番手は、基本的には使うフライ(毛バリ)の大きさによって決めます。使うフライが大きくなれば、それを飛ばせるだけのパワーも必要になってくるので、 それだけ重いライン(=高い番手)が必要になっていきます。 ロッドの番手を決める要素は色々ありますが、基本はフライの大きさから考えていきます。

下に、対象魚、針サイズ、ロッド番手の対応目安を表にまとめてみました。 (※ロッド・ラインは数字が大きくなるほど重くなりますが、針のサイズは数字が大きくなるほど小さくなるという特徴があります)

番手と対象魚目安表


シングルハンドとダブルハンド
番手が大きくなるにつれて、それだけ重たいラインを扱うため、ロッド自体も硬く重くなっていきます。 そこで、高番手には両手を使い投げるように作られた長めのダブルハンド(ツーハンドともいう)用のロッドもあります。ダブルハンドは主に大きな河川の本流や湖などで使用されます。

長さ
フライの世界では英米のフィート表示が標準となっています。 フライロッドで最も一般的なものは、7フィート6インチ(218cm)から8フィート6インチ(259cm)ぐらいの間で、入門にも適しています。

ロッドの主な長さ

※管理釣り場には、池のような場所もあれば、渓流や湖のような場所もあります。

この長さや番手は、フライロッド本体(ブランクス)やケースに表記されています。 メーカーによって多少の違いはありますが、例えばティムコのEuflexでは図のように表記されています。

製品リンク
【カテゴリー】フライロッド一覧 https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/76

2.フライリール

太くかさばるフライラインを巻き取っておき、必要に応じて引き出すラインの格納庫の役割をするのがフライリールです。 「スプール」と呼ばれるラインを巻いておく部分が回転する仕組みです。スプールは簡単に本体から取り外すことができるようになっており、また利き手に合わせて左右の巻き方向を変更することもできます。多くのリールは「ドラグ」という機構が付いており、ブレーキの力を任意に調整することが可能です。 魚が大きい場合はリールを直接巻いてやり取りしますが、逆に魚が小さい場合はリールに巻きこまず、そのまま手元にフライラインをたぐり、魚を獲り込みます。

サイズ
適合する(収納できる)ラインの目安が設定されていますので、使用するフライラインの番手によって決まってきます。大抵は3~4番用や、8~10番用というように対応番手に幅があり、ロッドの番手ほど厳密なものではありませんが、 ロッドグリップの形状やロッドの長さなどとの相性もあるため、バランスがよいものを選ぶ必要があります。最近はリールの内径を大きくしてフライラインの巻き癖が付きにくいラージアーバーと呼ばれるリールが主流となっています。
選ぶのが難しければ、このページの後半に出てくる、はじめてのフライタックル組み合わせ例 を参考にしてみてください。

ラインキャパシティ
どれぐらいの量(長さ)が収納できるかを表します。これは表記の仕方が製品によりまちまちなので、購入する時に手持ちのラインが収納しきれるか確認しましょう。次の項で説明するようにフライラインは同じ番手でも形状や種類によって量が変わってきますので注意してください。

ドラグ
魚がかかるとリールが逆転しラインが引き出されます。 ドラグはその負荷を調節する機構のことで、大きな魚をかけたときには重要になる機能です。 簡単な構造のラチェット(クリック)ドラグ式と性能の高いディスクドラグ式の二種類に分けられます。 リールの仕様により違いますが、サイドにノブなどが付いており、ブレーキの強弱を調整することができます。
製品リンク
【カテゴリー】フライリール一覧 https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/80

3.フライライン

フライラインはフライフィッシングを特徴づける重要な道具です。このカラフルで太いラインがロッドから生まれた力を伝え、フライ(毛ばり)を運んでいきます。

番手
ロッドの項でも説明しましたが、重さによる規格があり、4番、8番というように数字で表示されています。 数が大きくなれば重くなりパワーが増すことになります。 番手はロッドに指定された数字と同じ番手を選べば問題ありません。たとえば5番と指定されたロッドであれば5番のフライラインを選びます。 ロッドと同じように番手と対象魚などの相関は以下の表の様になっています。

番手と対象魚目安表


フライラインのスペックは外箱に表記されています。 メーカーによって違いはありますが、Scientific Anglers(サイエンティフィック・アングラーズ)のフライラインでは図のように表記されています。


フローティングとシンキング
大きく分けて水面に浮くライン(フローティングライン)と沈むライン(シンキングライン)があり、状況や釣り方に合わせて使い分けます。


テーパー
力を伝達するフライラインは、一本の中に重さや太さの異なる部分が混在しています。 その異なる部分の中でスムーズに力が伝わるように太さが徐々に変化しています。これをテーパーと呼びます。 フィールドに合わせて様々な形のものがありますが、代表的な4つのタイプを紹介します。


DT(ダブルテーパー)
DT 両端が先細りになっていて、近い距離に繊細にフライを落とすのに向いています。渓流など幅の狭い川に向いています。 傷んできたら、前後を逆にして使えるメリットもあります。


WF(ウェイトフォワード)
ラインの重量がフライ側へ集中していて、DTラインよりも遠投向きです。広い川や湖、海などで使用します。


ST(シューティングテーパー)
遠投用です。形状はWFラインの前方部と同じで、リール側の端にシューティングラインを繋いで使います。


SL(シューティングライン)
このタイプのみ、太さが均一です。先端のフライ側にSTをつなげて使用します。STがオモリの役目をします。


カラー
色は様々な種類がありますが、最初は見やすさを第一にオレンジなどの明るい色を選びましょう。 フライラインのパッケージには、図のような表記がありますので、パッケージを開けなくても、中のスペックが分かるようになっています。

【カテゴリー】フライライン一覧 https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/81

4.バッキングライン

フライラインをリールに巻く際、下巻きが必要です。フライラインを直接リールに巻き始めずに、まずバッキングラインをある程度巻いておき、 その後フライラインをつなぎます。対象魚が大きい場合は、ラインが引き出されてフライラインだけでは足りなくなるので、その際は予備の糸となります。

バッキングライン一覧 https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/82

5.リーダーとティペット

色のついた太いフライラインの先端に、道糸やハリスに相当する細い透明な糸を繋ぎます。 これをリーダーといい、力がうまく伝達するよう、先端側に向けて徐々に細くなった形状のテーパーリーダーが一般的です。

リーダーの細くなった先端にはティペットを付けます。ティペットは50cm~両手を広げたくらいの長さで切ってリーダーと結び、先端にフライを結びます。 ティペットの太さはフライの大きさによって変えますので、予め何種類かの太さをそろえておきましょう。エントリーには、渓流や管理釣り場用にまずスタンダードリーダー9ft5Xとミスティプラスティペット5X~6Xくらいの組み合わせを持っておくと良いでしょう。

長さ・太さ
太さが設定されています。テーパーリーダーの番手は、針側の細くなった先端の太さで決まります。 単位は「X(エックス)」で、フライラインとは逆に、数字が大きくなると細くなります。はじめはX表示がどのくらいの太さなのかを感覚的に覚えておけば良いでしょう。例えば渓流では6Xがスタンダードです。 リーダーの長さは釣りの用途によって様々にありますが、9フィートがスタンダードとなります。ティペットにはリーダーの先端の太さと同じかそれより1番手細いものを繋ぎます。



素材
素材によって硬さや比重が異なります。長さやテーパー形状の違いでも様々な違いがあるので、慣れてくるとどんな釣りをするかに合わせて選んでいきますが 、はじめはナイロンのものがスタンダードです。 素材によって次の特徴があります。
ナイロン(沈みにくく伸縮性がある)
フロロカーボン(沈みやすく伸びにくい)
リーダー 一覧 https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/63
ティペット一覧 https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/64

6.フライ

ラインの先端に取り付けるのが水棲昆虫を模したフライ(=毛ばり)になります。前章で述べたようにフライには様々な種類があり、その時の状況によって選ぶのも戦略の一つなのですが、はじめは2、3種類程度をサイズ違いで準備しておけば大丈夫です。サイズは表記の数字が大きくなればなるほど小さくなっていきます。日本の渓流や管理釣り場では14番というサイズが標準になります。

フライには大きく分けて水面に浮くフライと沈むフライがあります。水面に浮くフライはドライフライと呼ばれ、沈むフライにはニンフ、ウェット、ストリーマーなどさらに様々な種類があります。

エルクヘアカディス https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/7

ドライフライの代表的なパターンの一つ。水棲昆虫の中でもトビケラという種類を模したフライで、非常に汎用性が高いのが特徴です。はじめはまずこのフライを結んでみましょう。サイズは12番、14番、16番を用意しておけば良いでしょう。

パラシュート https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/6

これもドライフライの代表的なパターン。ポストと呼ばれる目印が立っていて水面で見やすく、とても使いやすいフライです。サイズは12番、14番、16番を用意しておけば良いでしょう。

ヘアズイヤーニンフ https://masuyumecom.ocnk.net/product-list/22

水面下に沈めるニンフの代表的なパターン。とてもシンプルで汎用性が高く、ニンフはこれ一本で済ませる人もいるほどです。サイズは14番、16番を用意しておけば良いでしょう。

→はじめてのフライタックル組み合わせ例 https://masuyumecom.ocnk.net/page/4