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OPST社から発売されたロッド、敢えて、別の呼び名を使えば、いわゆる“スカジットロッド“、もしくは”エド・ワードロッド”と表現すべきであろう。

その概略をご紹介します。企画から商品が完成して販売に至るまで、約6年の年月を費やすこととなった。その工程は、ミスタースカジット、エド・ワード自らがロッドのテーパーデザインを施し、ガイドの設置位置やグリップの長さまで彼自身が彼のフィッシングシーンにおいて、現実に使用してきた、追及してきたスペックを全てにおいて再現することをコンセプトに商品化された。その工程は、”ロッド”とはそもそも一体、何なのか?どのような機能が必要なのか?どのように使うべきなのか? シングルハンドとは何のか?ダブルハンドとは何なのか?スイッチとは何なのか?そんな、素朴で原始的な要素、疑問をクリアーすることからスタートし、決して、既存グラファイトのデータを転用するのではなく、最新のグラファイトマテリアルを組み上げてデータを取ること、最新素材のガイドをプロトロッドに仮止めしてアクションを確認する作業などなど多岐に渡る工程を一つずつクリアーすることからこのロッド創りの長い工程の一歩が踏み出された。その結果、約6年という長い年月を要すこととなったわけである。彼が自分の名前を拝したロッドを作るということに対する拘りや誇り、一つの道具としての実用性を追求するという探求心といったものが詰まったロッドである。 エド・ワード自らが設計をして、そのテストを繰り返して結実したこのロッドは、彼の生涯においては他にはない。自分の名前を拝したロッドを世の中に出すということは、同時に彼自身のフィッシングスタイル、釣りに対する取り組み方・考え方を公開していうというコミットでもあると言う認識を持っており、中でも最も彼が“道具”として拘ったのが彼自身が常日頃から提唱し、追及しているコンセプト:汎用性=バーサティリティーの追及です。もう一つ挙げるとすれば、スカジットスタイル、スカジットキャスティングにとって不可欠な要素の一つである“サステインドアンカー”を使用する為に最も効率であると彼が認めたスペックに設計されています。このロッドの商品化によって、彼が常々嘆いている“スカジットは未だに誤解されている、決してスティールヘッドだけがスカジットではないんだ”といった嘆きも解消されるのではないでしょうか。それ程に道具としての汎用性を追求したロッドに仕上がっている。なぜ、このスペックのロッドを世に出すのかと問われたエド・ワードは、“多くの人々に釣りの楽しみに触れて頂きたい、既成概念に捕らわれることなく”という言葉を発した。

マイクロスカジットシリーズは、指定のスカジットヘッドを使用した”シングルハンド・スカジット”が可能なばかりではなく、既存のウエイトフォワードライン(指定番手)やダブルテーパーライン(指定番手)を使用することが可能です。既存のシングルハンドロッドと言う概念を覆す様なコンセプトによって設計、開発が進められました。
ピュアスカジットシリーズは、従来のダブルハンドのコンセプトを包含しつつ、更に実釣でのロッドの取り回しの良さを可能な限り追求し、魚とのやり取りにおいてに扱い易さを追求されている。
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